電動車椅子は「重すぎる」、LCCに搭乗拒否された男性が謝罪求める 日弁連は「人権侵害」と警告

 マレーシアの格安航空会社(LCC)エアアジアXに電動車椅子の預かりを拒否され、搭乗を拒否されたとして、脳性まひで足が不自由な大久保健一さん(40)=兵庫県西宮市=が25日、大阪市内で会見し、同社に対し謝罪や対応の改善を求めた。

 大久保さんから人権救済の申し立てを受けていた日弁連は今月10日、人権侵害に当たると認定し、国際輸送基準に沿って同社に規定を改めるよう警告した。大久保さんは「航空会社は今回の警告を、誰もが乗りやすくなるきっかけにしてほしい」と訴えた。

 大久保さんや代理人を務める民谷渉弁護士によると、大久保さんは平成26年3月、関西国際空港発クアラルンプール行きの同社機を予約。電動車椅子の利用を事前に伝えていたのに、搭乗手続きの際、重過ぎることを理由に手荷物預かりを拒否され、旅行ができなくなった。

 改めて同社に問い合わせると、「電動車椅子の蓄電池が危険物にあたり搭載できない」と説明を変遷させたといい、大久保さんは一連の対応に「納得がいかない」と話した。

 

盲導犬乗車拒否などでタクシー4台を14日間使用停止 金沢の会社行政処分 

金沢市で3月、タクシーの運転手が盲導犬を連れた視覚障害者の乗車を拒否した問題で、タクシー会社「金城三和交通」(金沢市)を調査した北陸信越運輸局石川運輸支局は27日までに、ほかの問題もあったとして、同社に合わせてタクシー4台を14日間使用停止とする行政処分をした。24日付。運転手は27日付で依願退職した。

■乗車拒否 → 道路運送法(運送引き受け義務)違反

 同運輸支局によると、3月3日に男性が盲導犬を連れて乗ろうとした際、60代の男性運転手が「車内が汚れる」と乗車拒否した。これは道路運送法の運送引き受け義務違反に当たる。

 また、65歳以上の運転手に義務付けられている運転の適性診断を4人が受診しておらず、整備管理者1人は運輸局の定める研修を受けていなかった。

 同社は「運転手への研修を行うなどして再発防止に努める」とコメントしている。


「シートが汚れる」盲導犬を乗車拒否…タクシー会社を処分へ

盲導犬を連れた視覚障害者の男性がタクシーに乗ろうとした際、運転手が乗車拒否したとして、北陸信越運輸局石川運輸支局が道路運送法に基づき、金沢市のタクシー会社を行政処分することが18日、分かった。一部車両の使用を一定期間禁止することなどを検討している。

乗車拒否は法で禁止…運輸支局「指導を徹底する」

 道路運送法では、乗客や荷物が運転に支障を与える場合など、やむを得ない事情があるとき以外の乗車拒否を禁じている。

 石川運輸支局によると、3日午後、金沢市の交差点で視覚障害者の男性が盲導犬を連れてタクシーに乗ろうとしたところ、男性運転手が「シートが犬の毛で汚れる」と、乗車を断った。

 男性から報告を受けた運輸支局がタクシー会社や運転手に聞き取り調査し「正当な理由なく乗車を拒んだのは、運送の引き受け義務違反に当たる」と判断した。

 運転手は法律の規定は知っていたが「以前盲導犬を乗せたときにシートが汚れて他の客から苦情を言われたので断ってしまった」と説明しているという。同支局は「各タクシー会社に法令や補助犬の乗車について確認と指導を徹底する」としている。

 日本盲導犬協会(東京)の広報担当者は「盲導犬に対する社会の理解は少しずつ浸透してきてはいるが、タクシーや店舗でトラブルになった報告は多い」と話している。

飯島 愛 ちん Benz Royce

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