おかず作りからはじめよう。

                                                               ねぎ豚キムチ丼


ひとりごはん生活を楽しむためのコツ その1

「さあ、料理を始めよう」と思い立ったとき、多くの方がおっしゃるのは「おいしいごはんを炊いて、みそ汁を作りたい」ということです。

 たしかに、最高においしく炊けたごはんやおみそ汁は、それだけで幸せになれるかもしません。けれども、一生懸命がんばっても、「がんばって作ったなぁ」とう気持ちにはなりにくでしょう。写メールで誰かに送ろうと思っても、どうも華やかさがない。あまりにも「日常的」すぎるからです。

 料理を始める人はまず、「メインになる料理」から作ったほうがいいでしょう。カレー、ハンバーグ、パスタ、肉じゃが、煮魚……。「昨日これ作ったんだ」とだれかに自慢できれば、達成感を味わうことができます。そのほうが料理をしたいという気持ちを持ち続けられるから。

 それまでは、ごはんはパックごはん、みそ汁は即席みそ汁にねぎと乾燥わかめを追加したようなものでいいのです。あくまで脇役として、メイン料理の後ろに隠れるぐらいの存在感で。

 料理はやっているうちに手際がよくなってきます。そうなったら、はじめてみましょう、こだわりのみそ汁づくりを。そのとき、よい出汁(だし)をとるのは意外と簡単なことなのです。

 たとえ「ひとりごはん」という舞台ではあっても、まずは主役から決めてくださいね!


ねぎ豚キムチ丼

【材料】(1人分)

 豚バラ肉 …… 70g(5cm幅に切る)

 ねぎ …… 1/3本(1cm幅の斜め切り)

 キムチ(ざく切り)…… 大さじ3

 温かいご飯 …… 200g

 ごま油 …… 小さじ1

 しょうゆ …… 小さじ1

 砂糖 …… 小さじ1

 ゆで卵(お好み) …… 1個

 【作り方】

 (1)フライパンを中火で熱し、ごま油を入れて、豚バラ肉を1分ほど炒める。

 (2)(1)にねぎ、キムチ、しょうゆ、砂糖を加えて、さらに中火で1分炒める。

 (3)温かいご飯の上に(2)をのせたら出来上がり。お好みで、ゆで卵をのせる(ゆで卵は市販のものでもよい。作るときは4、5個まとめて作ると便利)。

 「慣れない方はパックご飯を使うとラクチンです」

    ◇

 行正り香さんの新刊『はじめよう! ひとりごはん生活』の発売に合わせて、選りすぐりの10のレシピと、ひとりごはん生活を楽しむためのコツ10カ条を、10回にわけてお届けします。

行正り香「はじめよう! ひとりごはん生活」>

PROFILE

行正り香(ゆきまさ・りか)料理研究家

飯島 愛 ちん Benz Royce

頬を紅く初めて 幼心 そっと抱きしめて❣ よちよちぶらぶらチ~ン

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