食べる時間、食べるものを大切にしよう。

                                                                 ごぼうひき肉カレー


ひとりごはん生活を楽しむためのコツ その2

 土が幹を、葉を、花を育てるように、食べ物は食べている人のカラダ、精神を育てるのだと思います。あっ、牛さんだって食べる飼料によって味も脂の量もかわりますよね。あれと全く同じです。

 ということは、私たちが毎日口に入れ、お腹に入れているものが皮膚をつくり、骨をつくり、歯を作る。とても当たり前のことなのに、どこか「人間と、植物や動物は違う」とタカをくくっているようなところはありませんか? 「自分だけは大丈夫だろう」とか「サプリをとっていればいいだろう」とか。

 たまには、ポテチもフライドポテトもお腹いっぱいになるまで食べてビールを飲んで眠ってしまいたいけれど、それが毎日ではカラダが疲れてしまいます。

 それに、食べる時間とカラダの関係もとても大切です。白米が大好きなら、朝、動きまわる前にたくさん食べた方がいい。夜に炊きたて新米をたらふく食べていたら、余ったエネルギーがカラダに溜まってしまいます。甘いものだって同じ。同じカロリーでも、食べる時間帯によって、カラダの吸収量が違うはずなのです。

「生きるためにどうしたらいいか?」「自分は何ができるか?」。最低限の知識をもって食べる時間、食べるものを考えることは、とても大切な気がします。

ごぼうひき肉カレー

 【材料】(1人分)

 ごぼう …… 1/4本(ピーラーで薄切りにして、粗みじん切り)

 植物油 …… 小さじ1

 カレー粉 …… 大さじ1

 唐辛子(みじん切り)…… 小さじ1/2ほど

 豚のひき肉 …… 50g

 ねぎ …… 5cm(みじん切り)

 牛乳 …… 1/2カップ

 水 …… 1/4カップ

 砂糖 …… 小さじ1

 ナンプラー …… 小さじ1

 塩 …… 小さじ1/2

 温かいご飯 …… 200g(パックご飯だと1個)

 こしょう(お好み)…… 適宜

【作り方】

 (1)ごぼうは皮をこそぎ、ピーラーで薄切りにして2分ほど水にさらす(アクを取る)。その後、5mm幅の粗みじん切りにする。

 (2)フライパンに植物油を入れ、カレー粉、唐辛子、豚のひき肉を加えて中火でさっと熱する。

 (3)(2)のフライパンに(1)のごぼうを入れて、ご飯以外のすべての材料を加え、中火で5、6分炒めたらできあがり(汁気を飛ばす感じで炒める)。

「ご飯にかけ、お好みでこしょうをふってどうぞ」

    ◇

 行正り香さんの新刊『はじめよう! ひとりごはん生活』の発売に合わせて、選りすぐりの10のレシピと、ひとりごはん生活を楽しむためのコツ10カ条を、10回にわけてお届けします。

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PROFILE

行正り香(ゆきまさ・りか)料理研究家

行正り香

飯島 愛 ちん Benz Royce

頬を紅く初めて 幼心 そっと抱きしめて❣ よちよちぶらぶらチ~ン

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