電動自転車選び 軽量・低重心

駐輪場での出し入れ楽

ブリヂストンサイクルの「アシスタユニプレミア」(手前)など様々な製品が並ぶ(東京都目黒区の「ASSIST目黒」で)

電動モーターにより、ペダルをこぐ力を補助する電動アシスト自転車。軽量でシニアも扱いやすい機種など、品ぞろえも充実してきた。自分に合った商品を選び、安全運転にも努めたい。

 電動アシスト自転車は、電動モーターがペダルをこぐ力を補助してくれるため、坂道を楽に上ることができ、高齢者でも運転しやすい。動力源のバッテリーは取り外すことができ、家庭用のコンセントで充電する。メーカー希望小売価格は10万円台前半の製品が多い。

 電動アシスト自転車の専門店「 ASSISTアシスト 目黒」(東京都目黒区)には、様々な種類の電動アシスト自転車が並ぶ。店長の千葉伸一さんは「運転免許を自主返納する高齢者が増加したことなどで、買い物や趣味などでの新たな移動手段として、電動アシスト自転車を利用するケースが目立ちます」と話す。

 千葉さんによると、電動アシスト自転車を選ぶポイントの一つが、用途。「買い物など普段使いなのか、趣味で走行するのかなどで判断しましょう」と話す。

 普段使いの場合、車庫や駐輪場から出し入れすることが多いため、軽量の自転車のほうが扱いやすい。例えば、ブリヂストンサイクルの「アシスタユニプレミア」シリーズは20インチで重さ約22キロと、一般の自転車とそれほど変わらない。また、走行モードを「強」と「弱」の二つに絞り、初心者でも乗りやすい。操作ボタンや画面も大きくし、高齢者にも配慮している。

 パナソニックサイクルテックの「Jコンセプト」も、約18キロと軽量だ。フレームも低めで、女性や小柄な人でもまたがりやすい。

 ただ、「軽量だと直進安定性は悪くなり、ハンドルがフラフラする可能性もある」と千葉さん。2台目以降の購入という人は、乗り慣れた従来の機種の方が運転しやすいことも。購入前には必ず試乗してみて、自分に合う製品を見つけたい。

 高齢者の電動アシスト自転車選びのポイントとして「低重心」を挙げるのは、「自転車の安全利用促進委員会」のメンバーで、三井住友トラスト基礎研究所の古倉宗治さんだ。古倉さんは「高齢になると、バランス感覚や運動神経が衰え、転倒事故が起きやすくなる。駐輪時や、信号待ちなどで一時停止した時の転倒を防ぐため、車輪の直径が小さめな製品など、重心の低い電動アシスト自転車の利用がおすすめ」と説明する。

 電動アシスト自転車は、急発進や急加速することがある。古倉さんは「信号待ちの間はブレーキをかけ、ペダルから足を離しましょう」と助言する。ヘルメットの着用も忘れずに。片方の足でペダルをこぎながらサドルにまたがる「ケンケン乗り」も、思わぬアシスト力が発生することがあるので禁物だ。

 電動アシスト自転車は、行動範囲が広がったり、適度な運動になったりと、利点は多い。古倉さんは「購入後は人や車の通行が少ない所で何度か練習し、特性をつかんでから利用しましょう」と呼びかける。


飯島 愛 ちん Benz Royce

頬を紅く初めて 幼心 そっと抱きしめて❣ よちよちぶらぶらチ~ン

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