目標をもとう。

                                                10分漬けフレンチトースト


ひとりごはん生活を楽しむためのコツ その8

 目標は大切です。なんとなく「料理をしよう」と考えるよりも、「今年中に10品マスターするぞ」と具体的な数字を出すことで、少し感覚が変わります。ビジネスでいうと、目標売り上げと同じですね(笑)。

 もし、定年退職した男性が、奥さんから「お昼くらい作ってよ」と言われたならば、まずこう言ってみてはどうでしょう。「では、火曜日と木曜日、がんばらせていただきます」。

 働いている独身女性ならば、「土曜日のブランチと日曜日の夕食だけはヘルシーごはんを」と決めるのです。もちろん、決めたからといってルールにしばられることはなく、土曜日のブランチが月曜日の朝食になってもいい。とにかく、やれなかったら他の場所に移して、続ける努力をしてみてはどうでしょう。

 料理は、できないよりはできたほうが人を幸せにする確率が高くなる。だれだって、疲れて帰ってきて、おいしいパスタや肉じゃがを出してもらったらうれしいですよね。

 自分だって毎日外で食べるより、ときには家でだらだらテレビでも見ながらごはんを食べる方が楽だったりします。そう、料理はだれかがいなくても、自分を幸せにすることもできるのです。

 まずは、五つ六つ、作れるものを身につけたいですね。私なら、「トマトソースのパスタ」「焼き魚」「ハンバーグ」「豆カレー」「パエリア(冷凍可能)」「具だくさん豚汁」あたりから始めるでしょうか。これだけできるようになったら、あとはグルグルと、このおかずのバリエーションで生きていけますよ。

10分漬けフレンチトースト

【材料】(1人分)

 パン(厚切りがよい) …… 1枚

 卵 …… 1個

 ヨーグルト …… 大さじ1

 牛乳 …… 大さじ1

 はちみつ …… 小さじ1

 バター …… 10g

 メープルシロップ …… 適宜

【作り方】

 (1)ボウルに卵、ヨーグルト、牛乳、はちみつを入れて全体を混ぜる。ここにパンを入れて10分以上漬ける。

 (2)フライパンを弱火で熱し、バターを入れたらパンを加え、表2分、裏1分、蓋をして焼く。メープルシロップをかけていただく。

 「長く浸けるほど、もちもちになります。時間があるときは“一夜漬け”も」

    ◇

 行正り香さんの新刊『はじめよう! ひとりごはん生活』の発売に合わせて、選りすぐりの10のレシピと、ひとりごはん生活を楽しむためのコツ10カ条を、10回にわけてお届けします。

行正り香「はじめよう! ひとりごはん生活」>

PROFILE

行正り香(ゆきまさ・りか)料理研究家

飯島 愛 ちん Benz Royce

頬を紅く初めて 幼心 そっと抱きしめて❣ よちよちぶらぶらチ~ン

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