『性についての話、まず伝えてほしいこと』
ちょうど、コラムの公開の翌日に、
ドラマで中学生の妊娠&出産、そして特別養子縁組について取り上げられていたので、
その内容とも重なり、みなさんがわが子のこととして考えてくださり、
リアルな声で想いを届けてくださいました。
「性についての話、いつかはきちんと話したいとは思いながら、
何をどう話したら良いか悩み、なんとなく避けてきました。
ちゃんと向き合うことが大切だな、と感じました」
「中学生が妊娠なんて、特別の例でそうそうない話ですよね。
わが子がそんな立場になったら・・・と心配しすぎるのもどうなのでしょうか。
それに、親が話さなくても、友達といろいろ情報交換したりしますよね。
私自身も、親からは聞いたことがありません」
「コラムの中にあった中学生からの感想を読んで、
やはりうまれるまでのこと、うまれた時のこと、
いのちの大切さを心で感じることがとても大切だと感じました」
多感な思春期の時期にさしかかると、性への興味を持つことは当然で、
そのこと自体は、決して心配しすぎる必要はないといわれています。
むしろ、健全ですよね。
問題なのは、子どもたちを取り巻く環境が、大きく変化しているということです。
保護者の方向けの講座の中で、よくみなさんにお尋ねするのですが・・・
保護者のみなさんが思春期の頃、性の情報はどのようなところから入ってきましたか?
そして現代社会では、
子どもたちへどのようなところから情報が入ってきているのでしょうか。
この違いを考えただけで、
子どもたちを取り巻く環境の大きな変化に気付いていただけるのではないでしょうか。
友達との情報交換すら、減ってきているといわれています。
インターネットという便利なツールがありますから。
仮に友達と情報交換するとしても、
その情報源のほとんどは、インターネットです。
正しい情報だけを入手してくれたら安心なのですが、
現代社会の問題点がここにあることが、心配な点です。
「メディア・リテラシー」を学ぶことが、
大人も子どももとても必要な世の中ですよね。
だからこそ、正しい知識を伝えていきたい。
私自身、そんな想いで活動をしています。
親子で性の話をするのは、
ハードルが高いと感じてみえる方がとても多いと実感しています。
そして本当に大切なことが、
もしかしたら子どもたちに伝わっていないのかも・・・と感じることも。
まずは、難しく考えずに
この第一歩から・・・
「あなたがうまれてきてくれて、本当にうれしかったよ」
いちばん大切なのは、
このことを言葉で伝えることからなのかもしれません。
『子育てにマニュアルなんてない。何が正解なんて、わからない』
以前に出逢ったママが、こう話されていました。
「育児サークルなどいろいろな場所に連れていくと、かえって他の子との違いに目がいってしまって、どんどん自信が無くなってしまうんです」
実は、こう話されるママは少なくはありません。
特に、同じ月齢の子が集まるサークルは、どうしても発達の違いが目立つもの。
「発達には個性がある」は耳にタコが出来るくらい聞いている言葉。
わかっていても、ついつい、やっぱり気になってしまうのが親心です。
第一子の子育ては不安だらけ。
「この子はこの子らしい発達をしているんだ、とわかっていても、
こんなに発達がゆっくりなのは、私のせい?と思ってしまうんです」
そう感じるのも、無理はありません。
第二子の子育ても同様で、少し余裕が持てるようなりながらも、
比較対象の子が目の前にいるだけに、
逆に第一子と比較してしまい、不安を感じるママもいます。
「もしかしたら、同じ月齢の子が集まるサークルではなくて、異年齢の子が集まる場所の方が、ママも気が楽になるのかも・・・」
ひとつの案として、他の場所を紹介しました。
こんな時、いつも悩みます。
だって、子育てのマニュアルに正解なんてないのですから・・・。
ただ、いろいろな情報に溢れる世の中だからこそ、
その情報の中で、ママ自身がご自身に合うものを探してもらえたら、と
いつも考えています。
何事も、自分自身で体感し、自分で決めること。
大人も子どもも大切なのではないかなぁと感じる毎日です。
(このことについては、また次回に詳しく・・・)
すると、数ヶ月後のある日・・・
「私がどうしても苦しく感じたから、あれからしばらく同じサークルに行くのはやめてました。
年齢もバラバラな子たちの集まりに参加しています。
そしたら、私も同じだったよ、というママがいて、私だけがこんなこと考えてるわけじゃないんだ、と嬉しくなりました。
ちょっと気が楽になったので、またあのサ―クルにも参加しようと思います」
と話してくれたのです。
子育てしていると、正解を求めたくなります。
「これでいいの?このやり方で合っているの? 私はちゃんと、子育てできているの?」って。
正解って、何だろう? ちゃんとって、どうすればちゃんとなんだろう?
「私には、この子ひとりしかいない、1回きりの子育てだから、
失敗したくないんです」
そう話される方も少なくありません。
そもそも、子育てのマニュアルに、正解なんてないのではないでしょうか。
まして、何をもって失敗と判断するのでしょうか。
受験に成功したとか、失敗したとか?
就活に成功したとか、失敗したとか?
結婚できたかとか、子どもができたかとか?
志望校に合格しなくても、失敗なんかじゃない。
入りたかった会社に入れなかったからって、失敗なんかじゃない。
結婚できないからって、子どもが授からなかったからって、
未熟な人間なわけじゃない。
お子さんの発達を気にかけていたママが、誕生学®をきいてこう言ってくださいました。
「ひとりひとりが、大切ないのち。
いのちを大切に、自分を大切にできる子を育てようと思いました。
だから今は、この子のすべてを認めて、たくさん抱きしめることですね」と。
結局、子育てにマニュアルなんてない。
何が正解かなんてわからない。
だからただただ、目の前のわが子のありのままを受け止めて、
そして心をたくさん抱きしめたい。
オピ・リーナのイベントページ や 編集部ブログ でもご紹介いただきました、
わが子をぎゅっと抱きしめたくなるイベント、
「いのちってスゴイ!2015 in 岐阜」が、いよいよ12月13日に開催されます。
みなさまのご来場、お待ちしております!
『子育ての最終目標はなんだろう』
今日は、クリスマス・イブですね。
ケーキやプレゼント、笑顔あふれるひと時。
「23日が祝日だったから、昨日パーティーをしたわ」というご家庭や、
「25日の金曜日がクリスマスだから、金曜の夜に」という方もいらっしゃるかもしれません。
親にとって、子どもの笑顔は何よりもの宝物です。
子どもの幸せを願い、
「子どものために・・・」
と考えるわけですが・・・
みなさんにとって、
「子育ての最終目標」って、なんでしょうか?
先日、大好きなドラマのワンシーンで、こんな台詞にグッときました。
「親はどうしても、子どもがつまずかない様に、傷付かないように、 先へ先へと気をまわしますよね。 でも、誰でも転ぶし、傷付かずに大人になる子どもはいません。 私は、転ばない様に気遣うよりも、 転んだ時の起き上がり方を教えたい、と思ってるんですよ。
まあ、現実的には、そうもいかないですよね。
ハラハラしながら見守るのは、手を貸すよりもずっとしんどいですからね」
このシーンで、テレビに向かって首が痛くなるんじゃないかというくらいに頷いた私です。
そしてある時、障がいのあるお子さんを育てていらっしゃるお母さんとお話していた時、
こんな言葉にものすごく共感を覚えました。
「私の育児の最終目標は、この子の自立です。
だから、なんでも体験させたいし、痛みを知り、危険を知り、挫折を知り、
そして、自分自身で経験することで、
自分で出来た!という自信を積み重ねていってほしいんです」
こう話してくださったお母さんは、
本当にお子さんにいろいろなことにチャレンジする機会を与えていらっしゃいます。
「障がいがあると分かった時は、本当に絶望的になりました。
外にも連れていきたくなかったし、友達にも会わせたくなかった。
でも、働きかけると、どんどんいろんなことが出来る様なってきたんです。
だから、この子には生きるちからがあるんだ、と感じた時、
いつか自分で生きていけるように、私はこの子にいろんな経験をさせて
自分で考え生きていけるよう、見守っていこう!と思ったんです」
そう話す姿は、本当に凛々しくて・・・
母の強さを目の当たりにして、涙が止まりませんでした。
子育てをしていると、何においても、ついつい、
転ぶより前に、転ばない様に先へ先へと気をまわしてしまうことが多いですよね。
いろいろな場面に置き換えて考えてみると、
「まず子どもに体感させて、考えさせる」よりも、
よかれと考えて、こちらが先に気をまわしてしまうことが、
ついつい多くなっていたりしませんか?
「児童センターに連れていくと、他の子の使っているおもちゃをすぐに取りに行っちゃうんです。おもちゃの取り合いになるから、あまり連れて行きたくなくて」
そう話されるお母さんも少なくもありません。
できるだけトラブルは避けたい。
そう思う気持ちも、よくわかります。
けれど・・・
経験の中でしか得られないこと、たくさんあります。
その中から学べること、たくさんあります。
誰のための子育て?
もちろん、子どものためです。
でも、結局は育てられているのは親の方。
手を貸すよりもずっとしんどい、
「ハラハラしながら見守る」という経験を通して、
忍耐力を鍛えさせてもらっているのは、
親の方なのかもしれません。
そもそも・・・
子どもたちは、生きる力をもってうまれてきているんですよね。
もちろん、私たち大人も。
だから、きっと大丈夫。
傷付いても、つまずいても、きっと立ち直れる。
「何があっても、あなたには味方がいるよ」
私たち親の役目は、安全基地があることをちゃんと伝えること。
そして、なにがあっても受け止められる自分でいられるよう、
親として自分自身を整えていたいですね。
「わかっちゃいるけど、そんなに完璧にはできないよ~」
これ、私の心の声です。
私自身も、日々葛藤しています。
日々、修行です。
子育て中のみなさん、
「子どもたちが、いろんなことを経験し、自分で体感して、
自分で考え生きていけること」
子どもたちの自立を最終目標として、一緒にがんばりましょう。
『女の子のこころとカラダと未来を守るために』
年が明け、1月も、はや中旬ですね。
2016年、最初のコラムとなります。
みなさま、本年もよろしくお願いいたします。
さて、今日はみなさんに、知っていただきたい現状があります。
現在、1週間に250人の赤ちゃんが10代のママから生まれています。
1年間で13000人の赤ちゃんが10代のママから生まれています。
1日に換算すると、10代の女の子が、1日35人は赤ちゃんを産んでいることになります。
そして、中高生世代でみると、年間7000人が妊娠しています。
そのうち、産めない・・・と選択する女の子たちは、何パーセントだと思いますか?
中高生世代の妊娠のうち、60%は産めないと選択しています。
そう考えると・・・今日も45人の10代が、
予期せぬ妊娠によって心を痛め、涙を流す選択をしたことになります。
年間で約17000人の10代が、育てられないからと、妊娠を途中で止めていることになるのです。
「中絶したい!」という気持ちで、妊娠する女子はいませんよね。
そして・・・
「生まれたばかりの赤ちゃんが、捨てられたのち、亡くなっていました」
こんな悲しいニュースが、絶えることがない現状です。
この現状を、なんとか変えなくては!
そのためには、何をしたら良いのでしょうか?
先日、一般社団法人 日本家族計画協会の「思春期保健相談士」の認定をいただいたのですが、
この研修に参加した際、全国から参加されていた助産師さん、看護師さん、保健師さん、養護の先生・・・etc
みなさんが口々に話されていました。
「望まぬ妊娠を防ぎたい!」と。
「次世代に幸せにいのちをつなぎたい・・・」
そう願っている大人が、日本中にこんなにこんなにいるのです。
私も自分に出来ることを頑張らなくては・・・と、勇気をいただきました。
きっときっと、それぞれが少しずつ動くことで、何かが変わっていく。そう信じたいです。
私は日ごろ、公益社団法人 誕生学協会の誕生学アドバイザーとして、
保育園、幼稚園、小学校、中学校などに、いのちのはなし『誕生学®』を届けています。
そして、誕生学協会では10周年事業として、
10代女子の“ガールズエンパワメント”を高めるスクールプログラムを、
全国から支援を募り、その資金で無償で届けるプロジェクトをスタートします!
女の子のこころとカラダと未来を守るための
【誕生学ガールズエンパワメント・プロジェクト】
次世代に「しまった」で始まる妊娠ではなく、「よかった」で始まる妊娠を迎えてほしい。
最適期に、妊娠を迎える未来を。
次世代に「知っていたら防げた」と泣く前に、他の道を知るための地図を。
嫌なことは、嫌と言える地図を。
自分で自分の人生を決める地図を。
嬉しい気持ちで新しい命を迎える地図を。
未来の母は、今の少女たち。
女の子が自分の人生を自己決定し、力強く生きるための支援を。
このプログラムは、10代女子のいのちと健康を守る特別プログラムです。
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そして、このプログラムをお届けするとともに、
専用教材冊子「Girl’sこころとカラダの未来BOOK」を製作します。
この冊子は、これまで、保健体育の授業や学校で得た知識を「セルフケア行動」に活かす意識を育み、
いま現在、どこにも相談できないで困っている女子や、
からだや異性との関係などで悩んでいる女子、
大人になることが心配な女子など、
すべての女子中学生、高校生、大学生にとって強い味方になる相談先を紹介します!
1)警視庁や内閣府の相談機関一覧
2)法務省こどもの人権SOSミニレターの連絡先
3)全国の相談窓口一覧
などを掲載し、女の子たちが「助けて!」と言える力=「受援力」を発揮できるよう、
支える冊子をめざします。
全国の女子中学校、高校生、大学生に向けて、共学、女子校共に学校単位で配布。
プログラム実施と共に配布、または冊子のみ贈呈し活用いただきます。
READY FORにて、冊子製作のためのクラウドファンディングがスタートしました!
https://readyfor.jp/projects/tanjo_girls
私もこのプログラムを届ける講師のひとりとして、
一人でも多くのみなさんにこのプロジェクトを知っていただきたくて、
今日はこのコラムを書かせていただきました。
ひとりひとりの力は、小さな力かもしれませんが、
大人たちで、その小さな力を合わせて、
女の子たちのこころとカラダと未来を守りましょう!
次世代に幸せにいのちをつなげられますように・・・。
★誕生学協会『ガールズエンパワメントプロジェクト』★
http://tanjo.org/2015/11/10542/
『いのち』
暖冬と油断していたこの冬でしたが、一気に寒さがやってきて本格的な冬らしくなりました。
各地で思いがけない大雪に見舞われたり、奄美大島では115年ぶりの降雪でしたね。
あちこちで予期せぬことが起きているな、と感じる毎日です。
今日は、最近の出来事を通じて実感したことを書いてみようと思います。
実はこの冬、とてもつらい出来事がありました。
息子のお仲間が、不慮の事故で亡くなってしまったのです。
まだまだこれからやりたいことがたくさんで、希望に満ち溢れていたのに・・・
キラキラと輝いていたいのちが、一瞬にして星になってしまったのです。
どんなに無念だったことでしょう。
そして、親御さんのお気持ちを思うと、本当に胸が痛くてたまらなくなります。
日ごろ、息子からのメールは用件のみで、短文。
むしろ、文章とはいえない、ひとことで送られてくることが当たり前という中、お仲間を見送った後、初めてと言っていいくらい、短文ではない文章のメールが届きました。
そのことが、今回の出来事がどれだけつらく、“いのち”について考えさせられる出来事だったのかを物語っていたように思います。
つい最近まで会っていたお仲間。
これからのことを話し、一緒に頑張っていこうと誓いあっていたお仲間。
突然消えてしまった、若者のいのち。
「今回初めて友達が亡くなって、いろいろ思う事があったから、
この気持ちを忘れないで生きていこうと思います」という息子の言葉に、私自身も考えさせられるものがありました。
ふと思い出したのは、8年前に義父が亡くなった時のこと。
私はあの時、「生きる」という事について、しみじみと考えました。
そして、思えばあの時、「死」というものにもしっかりと向き合えたように思います。
亡くなった方が、遺して下さるメッセージは、とても意味があるものだと感じます。
「いのちには限りがあるのだから、いのちがあるうちに精いっぱい生きなさい」
そう教えられている気がしてなりません。
いのちある者は、亡くなった方からの大切なメッセージを受け取り、精いっぱい生き、
そしてそれをまた、伝えていく。
「生」と「死」は、こうやってつながり、いのちはつながっていくのですね。
それにしても、若者のいのちが突然絶たれるという事は、
本当につらく、悲しみの深さは計り知れないものがあります。
いのちははかなく、ある日突然消えてしまうかもしれないものだということを、
改めて実感した出来事なのでした。
お仲間の遺志を胸に抱き、お仲間が果たせなかった分まで、
他の仲間たちが精いっぱい今を生きていくことが、何よりもの供養になると信じてやみません。
大切なメッセージを遺してくださった、お仲間へ。
精いっぱい駆け抜けた短い人生だったけれど、
うまれてきてくれて、本当にありがとう。
天国で幸せに暮らしてくれると信じて。
『本のチカラ~男の子の思春期~』
先日、講座の中で、こんなやり取りがありました。
男の子のママAさん「男の子のことって、わからないことばかりだよね」
男の子のママBさん「ほんとほんと。やることなすこと、理解できない」
女の子のママCさん「次が男の子だったら、どう育てたらいいのか悩むわ~」
男の子のママDさん「どうする?思春期とか。想像したくないよね」
男の子の思春期。
子育て中のみなさんは、どう想像されますか?
日々、男の子の子育てで、戸惑っているママも多いのではないでしょうか。
まして、思春期のことなんて・・・想像もしたくない!というお気持ちも、わからなくありません。
「男の子の思春期なんて、想像しただけで、恐ろしいです」
「性の話とか、親からはいつ、どう伝えたらいいんですか?」
実際に、このような声を多く耳にします。
それでなくても、性の話は、躊躇しがちなもの。
まして、難しい年齢にさしかかった時期に、大切な話をどう伝えていこうか、伝え方やタイミングを悩むのは当然のこと。
既にお子さんが思春期を過ぎた方々にお話を伺うと、
「性の話、ちゃんとしたことないなぁ。だから、実際にはいろいろと心配になる」 という声も聞こえてきます。
以前、こちらのコラム 第16回「性についての話、まず伝えてほしいこと」 でもお伝えしたのですが、
「あなたがうまれてきてくれて、本当にうれしかったよ」
「うまれてきてくれて、ありがとう」
これがしっかりと心に伝わっていることが、とても大切なベースであると感じますが、
その上で、思春期こそ、本のチカラを借りてみるのも良いのではないでしょうか。
先日、わが家でも、本のチカラは大きいなぁと感じる出来事がありました。
ある日、息子と報道番組を見ていたら、番組の中の特集で、インターネットの問題点について取り上げられていました。その番組を見ながらの会話です。
母 「ほんとに、インターネットはスゴい情報量だよね」
中3男子「正しいことばかりじゃないって話でしょ?」
母 「そうそう。この前も研修で聞いたんだけど、思春期男子の悩み、電話相談No.1は“包茎”についてなんだって。ネットで間違った情報が溢れているから、余計に不安になるんだよね」
中3男子「あ、知ってる、それ。夏休みに母さんが読めって言った本に書いてあった」
母 「あ、そうだったっけ。あの本にもそのあたりが書いてあったね」
シメシメ・・・。
読ませておいた本に、そのこともちゃんと書いてあったから、記憶に残っていたわけね。
助かった~~!!
「母さんが読めって言った本」というくだりは、普段から性の話をオープンにしている (むしろ、聞きあきている)我が家ならではなので、もちろん、強制的に読ませるのはおすすめしませんが・・・。
性に関する良質な本はたくさん発行されているので、本のチカラに助けてもらうことで、正しい情報を思春期男子にインプットしていくという方法は、かなり有効なのではないでしょうか。
性の話、どのタイミングでどう伝えたら良いのか、と悩まれている男子のお母さん。
ぜひ、いつでも手に取れそうな場所に、そっと性に関する本を置いておいてみてくださいね。
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